こんにちは!まききちです。お越しいただきましてありがとうございます。
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同棲後、しばらく経ってから私たちは結婚しました。そして妊娠しました。
私の妊娠中は、夫はお酒を飲まず、穏やかに暮らせていました。
私はその時、幸せを感じていました。
と同時に、“この幸せは続かない”と、頭のどこかで思っていて、幸せなのにもかかわらず、いつも不安を抱えていました。
結婚後も、私自身がアルコール依存症の家族の会につながって、自分の問題を解決するまでは、
私は幸せ=夫が飲んでいない
私は不幸=夫が飲んでいる
いつもこの図式が成り立っていました。
こういった事にも、家族の会につながってから気づいたのですが、夫のアルコール依存症に、自分の幸せを完全に左右されていたのです。
夫は私と知り合ってから早い段階でAAにつながりましたが、すぐに行くのをやめました。
そこから、底付きをし、 自らAAにつながり回復のためのプログラム「12ステップ」を始めるまで、最初にAAに行った時から約8年の月日が経っていました。
その間は、子供の前でも夫の親兄弟の前でも、いつでもどこでも誰が見ていようとお構いなしに言い争いのケンカです。
週末、子供を連れて出掛けるために駅までの道を歩いている途中で怒鳴り合いのケンカになり、結局お出かけできなくなることも何度もありました。
一度ケンカが始まると、周りの人のことなど一切目に入りません。
それは、アルコール依存症の夫だけではなく、私もまったく同じでした。
あんなに酷い怒鳴り合いを見た人は、いい気持ちではなかったと思います。
もしかしたら、近所では密かに有名だったかもしれません(笑)
でもそんなことより、夫を言い負かす事の方がその時の私には重要でした。
そのくらい、私も病んでいました。
子供はまだ小さかったのですが、本当にかわいそうな事をしていたなと思います。
そんな両親を見て育ち、幼心に傷つき、がまんをしていたんじゃないかと思います。
それが原因で、すでに自分の気持ちを吐き出せない子供になってしまったんじゃないかと思うと、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
アルコール依存症は家族の病気と言いますが、本当にそうだと思います。
巻き込まれた家族も、本人と同じような考え方や態度になっていきます。
私も相当狂っていました。
例えば、父親が依存症の家庭の場合、うちもそうなんですが、子供に影響するのは、父親よりも母親の態度です。
子供は、お母さんの感情を敏感に察知して影響を受けます。
その母親が、家庭内でいつも暗く、機嫌が悪く、悲しい顔をしていると、悪影響を与えるのは当然です。
私はいつも、夫が悪い、家庭内がめちゃくちゃなのは夫のせいだと思っていたので、自分にはそれに対して怒る権利があるし、機嫌が悪くても当然だ、と、いつも自己正当化をしていました。
子供にしてみたら、お母さんが怒っていると辛いし、悲しそうにしていると、子供も悲しいですよね。それが自分のせいだと思い込んでしまう子供もいます。
依存症本人が何をしていようと、何を言おうと、私自身がそこに巻き込まれず、幸せでいることが、家族全員にとって、とっても大切な事なんですね。
でも、巻き込まれている真っ最中の家族は、それに気づくことがなかなか出来ません。
私が依存症の家族の会につながったのは、夫と出会ってから10年後です。
それまでは1人でずっと闘っていました。ボロボロになりました。
自分がボロボロになって、自分も病んでいる、このままではもう生きていけない、という所まで落ち、底付きをして始めて、家族の会につながりました。
そこしかもう行くところがない、と思ったからです。
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