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私が自分の回復のために依存症の家族の会に辿りついた頃、夫はひどいドライドランク状態になっていました。
そしてある日突然、「このままではお互い憎しみ合って離婚になるから、“離婚しないために”別居をしよう」と言いました。
以前から私は、夫がひどい飲み方をしてケンカをする度に、「もう一緒には暮らせない、別れてやる!」と脅していましたが、まさか夫から言われるとは夢にも思っていなかったので、相当なショックでした。
自分から別れる!と言っていた時は本気のつもりでしたが、後に12ステップをして自分でも分かったのですが、それは単なる脅しで、コントロールでした。
そう言えば、夫が改心して飲酒をやめると思っていたのでしょう。
でも実はこれは全くの逆効果で、私が脅したことをサカナに夫はまた飲むし、これを繰り返すうちに、私が本気ではないことを分かってきます。
(何度も同じことをいいながら、別れずに何年も一緒に居るのだから当然ですね)
私は家族の会につながり、以前よりは気持ちも少し落ち着いていたので、突然そう言われたことに驚きました。そして、考え直してくれとも言いましたが、夫の意思は固く、私には変えられませんでした。
“今までお互いがんじがらめにし合っていたから、少し離れて色んな意味でお互いに自立できるかもな” と、良い方に考えました。
そしてそれから1~2ヵ月後には別居生活が始まりました。
稼ぎのよかった夫は、給料を私と子供に半分くれていたので、別居後の暮らしはお金の心配もなく、快適でした。
ただ、夫が電話してくる度に、ケンカにはなっていました。
電話越しにケンカする私を見つめる、不安そうな息子の顔を今でも覚えています。
回復の道を歩み出したものの、まだまだ病んでいた私は、いちいち夫の言うことに反応してしまっていたのです。
別居からしばらくして、酔っ払った声の夫から電話がかかってきたことがありました。
でも話す内容は、AAや自分の回復の話で、変な感じでした。酔っ払った声なのは私の気のせいかな?と思ってしまうほどでした。
そして、次に会った時には、夫からアルコールの匂いがしていました。
ドライドランクは飲酒欲求の現れ、とも言われるようですが、やはり夫はいつからか飲酒欲求が強くなり、私と暮らすことに耐えられなくなり、別居を強行したのだと思います。
そこから私の方は、おかげさまで回復の道をどんどん進んでいったので、夫の飲酒に感情的に巻き込まれることはなくなっていきました。
一緒に住んでいなかったことも大きいと思います。でも、自分が回復していない状態だったら、離れて住んでいても、夫が飲んでいると分かると強い怒りが湧いていたはずです。
結局3年弱のあいだ別居をしていましたが、そのほとんどの期間、夫は飲んでいたようです。ある時点から鬱状態に陥り、会社にも行けなくなっていました。
最後の半年~1年くらいは、子供を預かる日の朝になると電話がかかってきて、「なぜか分からんが、具合が悪いから今週は預かれない」と言うことが多くなっていました。
一方私は、別居から約8ヵ月後には「12ステップ」を最後まで終え、とても幸せな満たされた自分になっていました。
夫が飲んでいようといまいと、感情的に巻き込まれない生活。
もちろん、夫のことを心配する気持ちはありましたが、怒りは湧いてきません。
とても穏やかで、楽しい日々でした。
およそ3年間の別居後、また同居をすることになったのですが、その経緯については
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